数十年度に一度の災害は本当か?データで調べるハザードリスク
- 2019.10.29
- 未分類
- 不動産、ハザードマップ、災害、日本損害保険協会、マイホーム

先日の台風19号では各地に多大な被害が発生したことが報道されています。
目次
それに併せて、ハザードマップの確認をするよう推奨されていますが、まだまだ認知度は低いというのが実際です。
(一社)日本損害保険協会では、「風水害等による高額保険金支払事例」を公表しています。
http://www.sonpo.or.jp/news/statistics/disaster/
こちらのデータによると、高額支払事例のトップ10のうち、半分にあたる5件がここ5年間で発生しています。
さらに、平成30年の事例が3件も含まれています。
ハザードマップを見ていただくと、「数十年に一度の大雨が降った場合の浸水予想です」といった文言が記載されている場合もありますが、最近の異常気象や大型台風の勢力・頻度を考えると、「数年に一度」もしくは「年に1回」といった頻度といってもおかしくないくらいの状況です。
ハザードマップに記載されたリスクは、「被害が発生するかも」ではなく「いつか被害が発生する」と考えていただくべきではないかと思います。
同じように、同協会では、「地震による高額保険金支払事例」も公表しています。
こちらでも上位5件のうち3件の事例がこの5年間に発生しています。
地震や台風、大雨の被害は見逃すことができないリスクとなっています。
たとえ保険金が支払われたとしても、それだけではカバーしきれないものが多くあります。
被害に合わずにすむ手段が手元にあるのであれば、まずはそれを徹底していただきたいと思います。
エステートホームズ株式会社 鈴木
-
前の記事
消費増税後の不動産購入のポイントについて 2019.10.29
-
次の記事
修繕積立金の金額はどのように決まっているのか?? 2019.10.30